今年一年いろいろな本を読んだ。
もちろん最大の話題作「KAGEROU」は、本に関わる者として外すわけにはいかない。
内容はともかく、書店に多くのお客様を呼んでくれたことは確かなので、水嶋さんに感謝状を差し上げたいくらい。
ただ、こういう「キワモノ」は逃げるタイミングが難しい。
私が仕入担当であれば、初回に大量仕入をして、すぐに撤退。
どんなに問い合わせが多くあっても、追加は出さない。
さて、今年読んだ本の中で、一冊だけお薦めする本を挙げるとしたら?
私は原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」を推したい。
普通のOLが結婚式のスピーチをきっかけに「スピーチライター」として成長する物語。
とにかく泣きました。
最初のスピーチで号泣。
あまりに涙がこぼれ落ちるので、最後の方は電車の中では読めず、駅のベンチに一人座りながら泣きました。
とはいっても、悲しい話はひとつもなし。
前向きで、爽やかな物語。
特に印象に残ったのが、CHANGEのGをCに変えるとCHANCEになるという話。
「変革がもたらすものは好機なり」と私は受け止めた。
好機をつかむには、自分自身が変わらなくてはいけない。
変わること、変えることに勇気をもらえる素晴らしい作品でした。
「本日は、お日柄もよく」
原田マハ 著
徳間書店/ 1680円
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