今から丁度10年前、長年勤めた会社を卒業した時、勤めの疲れを癒しながら四国のお遍路に出ないかと、親しくしているお寺の住職夫妻に誘われて、私ども夫婦二人ともご一緒することにしました。ほかに男女二人ずつの参加者もあって計8人で出発することになりました。
運転手付きのワゴン車を使い、第一番の霊山寺をスタートしました。11泊12日の八十八ヶ寺巡りは、心の安らぎと身体のスイッチには、大いに役立ったのです。
弘法大師と同行二人の旅は、精神面で新しい人生のスタートの、心へのエネルギーの補給が出来ました。忙しい会社勤めの生活には、連続して10日以上の休暇はなかなか取り難いのですが、勤めを終えたタイミングで思い切って実行したことが、今振り返りますと現在の仕事に対して、充分すぎるほど新しいエネルギーを注入することが出来ました。
10年経った今日、新な充電の期間として休暇をとり大型客船に、又、夫婦二人で乗ることにしました。クルージングをしている時は、船から見える陸地や島の景色を眺め、船内の催しや施設に暇を持て余すことがありません。同乗している人達は年配者が多く、世界中を巡る旅客船を利用している人もかなりいて、同席した時にお話を聞いたりすると、お金に余裕があれば、次にも又、乗りたくなるほど病み付きになるかも知れません。
ただ、船が大きくても低気圧の接近などで大揺れする時もあり、その時は部屋でジッとしているしかありません。
船上生活はアテンダーの優しい心遣いで快適です。車椅子や、杖を付いている人も多く乗っていますが、エレベーターで上下出来る便利さは、通路も広くとってあり、不自由さもなく充分行動出来るし、港に着いた時には岸壁にバスやハイヤー、タクシーが着いていて、送り迎えをしてもらえば安心して行動出来ます。健康人でも、大きな荷物をホテルに預けて移動している感じで軽装で出掛けられます。
5月12日13時に横浜の大桟橋を出港して、10泊11日の行程で横浜港に帰ってきました。実際に体験して見ると、話で聞いたり、雑誌で読んだりしていた以上に、楽しさと利便性を享受し大満足でした。
このクルーズの企画は「世界遺産紀行 新緑の日本一周クルーズ」と銘打って、寄港する広島、屋久島、浜田、金沢、能代、小樽で日本の世界遺産を逐次巡るのです。
広島の原爆ドームと厳島神社、石見銀山、白川郷、五箇山合掌作り集落、白神山地、十二湖、旭山動物園観光と、日本列島を北から南まで11日間で要領よく回ったことは、船を使わなければ出来ないと感じています。天候にも恵まれたせいもあり快適なツアーです。
毎日の食事が楽しみの一つです。ある一日の献立を記してみます。
|